長野県上諏訪温泉にある浜の湯(井口恒雄社長)は、数寄屋造りが印象的な和風空間が特徴。上層階からは諏訪湖を眼下に遠くは槍ヶ岳、穂高岳など北アルプスをはじめとする信州の雄大な自然を満喫できる。
豊富な湯量を誇る温泉は24時間入浴が可能。大浴場の内湯は石造りと檜風呂、露天は岩風呂と薬草風呂の4種類。泉質は弱アルカリ性低張性高温泉。神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果がある。
客室は貴賓室、特別室をはじめとする59室の和室と、シングル主体の26室の洋室を用意した。
料理は京都出身で、関西の老舗料亭で修業した総料理長による本格会席料理を提供。山菜、川魚、高原野菜、きのこ、信州牛などの四季折々の地元食材に加え、東京の築地直送の新鮮な魚介類、さらには全国各地から選りすぐりの食材を巧みに取り入れ、盛り付け、器にも気を配った彩り豊かな食事を楽しめる。ご飯は、おいしさで定評のある信州安曇野の契約農家によるこしひかり米を使用している。
個人・少人数グループには食事処を提案する。2階にある「浮城」は温泉街でも数少ない本格的な料亭。日本庭園を眺めながらゆっくりと食事を楽しめる。1階の「乙女滝」は、掘り炬燵式の食事処となっている。
最近では全館を無線LAN(Wi―Fi)対応とした。常に顧客の要望に応えた施設づくりも特徴だ。